クロス取引では「株を買う」と「株を売る」を同時に注文します。
そうすることで株価の変動のリスクを受けなくてすむので、比較的安全に株主優待をゲットすることができるのです。
株を売る場合には貸株料という手数料がかかりますが、株価変動のリスクに比べれば小さいものです。
クロス取引すれば、株主優待券や株主優待品がもらえてお得に買物できたり、外食できたり、おいしい食べ物がもらえたりしますよ!
上記の図のように優待に囲まれてるんるん♪になれます(笑)
私は、クロス取引始める前まではお金がかかるのであまり外食していませんでしたが、クロス取引して株主優待をゲットしたおかげで、気兼ねなく外食やテイクアウトができています。
リスクも少ないのでかなりおすすめの資産運用です。
資産運用好きな人だけでなく、お得や節約が好きな人にもクロス取引はやっていて楽しいと思いますので、ぜひ読んでみてチャレンジしてみてください♪
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クロス取引とはをわかりやすく解説
株取引には2種類あります
- 株を買う⇒株価が上がれば利益がでる
- 株を売る⇒株価が下がれば利益がでる
この「株を買う」と「株を売る」を同時に注文すれば、株価の変動のリスクを受けなくてすみますよね。
これを利用して、取引をする時の証券会社に支払う手数料だけで、株主優待をお得に手に入れることを「クロス取引」といいます。
やったことない人には難しく思えると思います。(現に、私も始める前は複雑そうでよくわからない!と思ってました)
そのためクロス取引をこれから始めようとする方のために、クロス取引の手順をくわしくまとめていきます。
クロス取引の準備
クロス取引の準備をまとめると以下になります。
- 証券会社の口座を開設する
- 信用取引の口座開設をする
- 特定口座(源泉徴収あり)で株式比例配分方式かを確認
それでは1つ1つ解説していきます。
クロス取引の準備1:証券会社の口座を開設する
クロス取引を始めるときには証券会社の口座開設が必要です。
クロス取引ができる主な証券会社は以下になります。
クロス取引では売建の在庫を確保しないと始まらないので、色々な証券会社で口座開設して、ほしい銘柄の売建の在庫があれば確保!とする方がおすすめです。
とはいえ、あまり口座を増やしたくないという方もいると思うので、最初は自分が今持っている証券会社でやってみるといいですよ。
そしてクロス取引を本格的にやってみたいと思えたら、色々な証券会社で口座開設してみるのが良いと思います。
各証券会社の口座開設方法については、別記事にまとめていますので気になる方は見てみてください
クロス取引におすすめの証券会社はSMBC日興証券
SMBC日興証券
SMBC日興証券は一般信用の在庫数も多いですし、手数料も安いというクロスに最適な証券会社です。
詳しくは別記事にまとめているので、詳しく知りたい人は見てみてください。
クロス取引の準備2:信用取引の口座開設をする
クロス取引は同じ株を「買い」と「売り」を同時に注文します。
「売り」の注文をする場合に必要となるのが「信用取引」の口座です。
通常の証券会社の口座開設をしただけでは信用取引の口座は開設されていません。
信用取引の口座開設は別途申し込まないといけないので、クロス取引をしたい方は信用取引口座の開設をしましょう!
各証券会社の信用取引口座の開設方法は下記のリンク先を参考にしてみてくださいね。
信用口座は審査があります。
審査基準はよくわかりませんが、落ちないためにも申込時に書かれている文章はしっかり読みましょう。
チェックを入れるところなどありますが、引っ掛け問題があるかもしれません。
しっかりと読んで、正しい(と思われる)回答にチェックを入れましょう。
クロス取引の準備3:特定口座(源泉徴収あり)で株式比例配分方式かを確認
クロス取引をすると配当金の差額分を支払うことになります。
支払った配当金を取り戻すためには「特定口座(源泉徴収あり)で株式比例配分方式」で行います。
もし「特定口座(源泉徴収あり)で株式比例配分方式」でなかった場合は、余計なコストがかかるかもしれなくて損しちゃうかもしれません。
そのため、自分の口座が「特定口座(源泉徴収あり)で株式比例配分方式」になっているのかを確認しましょう。
実は株式比例配分方式になっていないということもあるかもしれないので、一応確認しておきましょう。
クロス取引では一般信用で売建を行う
売建を行うには3種類の信用取引があります。
- 制度信用
取引所が選んだ銘柄で信用売買が可能。逆日歩(ぎゃくひぶ)というコストが発生する可能性がある。 - 一般信用(無期限・短期)
一般信用取引のこと。逆日歩が発生しない。売買手数料・貸株料などのコストがかかるが事前にコストがわかるので、計算がしやすい。短期・無期限と2種類ある
理由は「一般信用」の方がリスクが小さいからです。
制度信用など逆日歩というコストが発生する可能性があります。
逆日歩は事前にどのくらいかかるかの予測が難しいのです。
そのため予測不可能なコストが発生しない「一般信用」を使った方が安全です。
「短期」は証券会社によって返却の日数は違うのですが、だいたい2週間以内には返却期限が設定されているものです。
「無期限」は返済期限が決められていないものになります。(でも3年とか10年とか長期で期間は決められているようです)
通常は「一般信用・短期」で注文入れますが、人気の銘柄を狙うときなどかなり前からクロス取引したい方は「無期限の一般信用」を利用しましょう。
証券会社別の無期限と短期の一般信用の一覧にまとめましたので、参考にしてみてください。
クロス取引を始める時期
SBI証券
楽天証券
その月々でクロス取引の開始日を知りたい方は「○○証券 クロス取引 スケジュール」などで、ググるとまとめてくれている方がいますので参考にしてみましょう!
しかし、早くから注文すると貸株料が長期でかかることになりますので、コストを計算し、その銘柄の人気度を考えてからクロス取引の開始時期を決めるといいと思います。
クロス取引(つなぎ売り)の手数料・コストについて
クロス取引では色々な手数料が発生します。
現物買付手数料 | 株価によって変わってくる |
---|---|
一般信用売建手数料 | 株価によって変わってくる |
貸株料 | 株価や借りる日数によって変わってくる |
現渡の手数料 | どこの証券会社も無料でできる |
株価によって手数料が変わってきます。
また貸株料は借りる日数によって変わってきます。
借りている日数は土日祝日もカウントされます。
株の受渡日(約定日・決済日から3営業日後)を基準として、日数をカウントします。
手数料・コストを計算して確認しないと、実は損していた!ということになるかもしれません。
クロス取引の注文を入れる時間帯
一般信用売りの売り注文と買い注文は株式市場が開いていない時間にします。
株式市場が開いている時間は以下になります。
- 朝9時から11時30分まで(前場)
- 12時30分から15時まで(後場)
そのため、クロス取引ができる時間帯は
- 11:30〜12:29
- 15:00〜8:59
ということになります。
しかし15:00〜19:00は売建注文が入れられない証券会社が多いので、
また昼休みも11:30〜12:29の間でしたら注文可能です。
昼休みは権利付最終日など、最後に注文入れる時など利用すると良いと思います。
各社の一般信用の争奪戦が始まる時間帯をまとめると上記のようになります。
欲しい銘柄があるなら時間ぴったりに準備して、クリック合戦に挑んでみてください!
クロス取引のやり方・手順
クロス取引のやり方を簡単にまとめると以下になります。
- 一般信用売りの在庫をチェック
- 一般信用売りの売り注文を行う
- 現物株式の買い注文を行う
- 権利付最終日の15:30以降に現渡注文を行う
こう書かれても、やったことがなければまったく想像できないと思います。
また証券会社によってやり方が違うので、一概にやり方を説明するのは難しいため、各証券会社ごとにクロス取引のやり方をまとめました。
自分の持っている証券会社のページを見てみてください。
クロス取引の手数料を節約したいなら現引がおすすめ
現物の株を普通に買う代わりに
- 信用取引で買い注文する
- 翌日その信用取引で注文した買建を買い戻して、現物の株を取得する
このような方法を「現引」といいます。
それを利用して、一回信用買いしてから現引すれば、現物株を購入する手数料が節約できるというわけです。
信用取引の買いをすると金利もかかりますが、次の日に現引きすれば金利の金額はそんなに高くはありません。
この注意点としては、証券会社によっては現物手数料無料なところもあります。
現物取引と信用取引の手数料を比べて安いようでしたら、現引を行いましょう。
なんでもかんでも現引していると、実は手数料が高くなっていた!ということもありますので、事前にコストを比べることは大切です。
- SMBC日興証券:現引使いがお得
- SBI証券:現物買いがお得
- 楽天証券:現物買いがお得
- マネックス証券:どちらも手数料かかる
- auカブコム証券:1日定額にすれば現物買いがお得
各証券会社の現引のやり方は別記事にまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。
クロス取引の手数料の確認方法
クロス取引の実際の手数料の確認の仕方は証券会社によって様々なため、各社のクロス取引の解説ページ内でまとめています。
下記に手数料確認方法へのリンクをまとめましたので、手数料確認方法を知りたい証券会社のリンクをクリックしてください。
株主優待で長期保有が条件にある時は1株(端株)持っていればOK
株主優待の条件の部分で「○年以上保有の場合」といった条件がついている場合があります。
株主番号が変わらなければOKという条件だと、ずっと100株以上保有しなくても大丈夫なのです。
しかし「100株以上保有」という条件が入っていれば、実際に100株以上保有していないといけないので、条件はよく読みましょう。
株主番号が変わらなければ長期保有としてもらえる場合は、1株だけ持ち続ける方法がおすすめです。
日本株を1株だけ買うには、単元未満株で購入すれば購入できます。
クロス取引の税金・確定申告
クロス取引では、自分の口座が「特定口座(源泉徴収あり)で株式比例配分方式」になっていれば、確定申告はしなくてもいいです。
しかし確定申告するとお得になる場合もあるので、もし節税したいなら確定申告してみてもいいかも!
- クロス取引の配当調整金と配当金での税金の差額は全額戻ってくる
- クロス取引での配当金は課税所得が695万以下の人は総合課税にすれば節税できる
- クロス取引の手数料は譲渡損失になるので株や投資信託の利益を相殺して節税できる
詳しくは別ページにまとめているので見てみてください。
クロス取引のよくある質問
クロス取引のよくある質問をまとめおきます。
どの程度の経験があれば信用口座は開設できますか?
どの程度の経験があればよいかは、私もわかりません。
しかし、それぞれの証券会社に信用取引口座の開設基準があります。
信用口座の審査に落ちてしまいました。どうしたらいいですか?
信用取引口座は審査があります。
落ちないためにも、申込のテキストはちゃんと読みましょう。
そして正解(と思われる)回答に、チェック入れるようにしましょう。
どのくらい前からクロスしていますか?
どっちでもいい銘柄なら、前月のクロス取引が終わってからクロスしています。
いつクロスすればいいのかは、クロス取引経験が重要だと思います。
クロス取引をずっと続けていくうちに、この銘柄は人気があるから早めにとか、この銘柄はギリギリでもOKなどの判断ができるようになります。
クロス取引を始めて間もないのであれば、今は経験積む時期だと思って、悩むよりも早めにクロスしたり、争奪戦にどうしたら勝てるかを色々試行錯誤する方がいいですよ。
クロス取引(つなぎ売り・優待クロス)をやって格安で株主優待生活を送ろう!
つなぎ売りの手順について詳しく解説してきました。
つなぎ売りをマスターすれば、株主優待を格安で手に入れられますので、とてもお得な株主優待生活が送れますね。
複雑だと思いますが、1回やってしまえば徐々に慣れてくると思いますよ。
ぜひチャレンジしてみて株主優待生活を送ってみましょう!