こういった疑問に答えます。
米国株の魅力をまとめると以下になります。
- 米国株の過去は右肩上がり
- 米国は世界的な大企業が多い
- 米国のGDPも右肩上がり
- 米国は人口増加が予測されている
- 米国株は配当を積極的に出す
そんなわけで、本記事では米国株とは?から米国株のメリットとデメリット、米国株の始め方を解説していきます。
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米国株とは?
米国株とはアメリカで取引されている株式のことです。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックなどの取引所で取引が行われています。
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)
世界最大の取引所。上場審査が厳しく優良企業が上場している
世界的有名・優良企業に投資するならここ! - ナスダック
新興企業が集まっている。グーグル、アマゾンなどのネット関連企業が多く上場している
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米国株の株価指数
米国株の株価指数で有名なのが「ダウ工業株30種平均」です。
NYダウやダウ平均などと略されていてニュースなどでもよく聞く言葉だと思います。
「ダウ工業株30種平均」とは、ダウ・ジョーンズ社が算出するNYSEまたはナスダックに上場している30の代表銘柄の平均株価指数のことをいいます。
「ダウ工業株30種平均」の構成銘柄は時代に合わせて入れ替えが行われています。
NYダウと同じくらい有名な株価指数で「S&P500」というものもあります。
「S&P500」はNYSEやナスダック、アメリカン証券取引所などに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されます。
機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されているくらい有名な指標なので覚えておきましょう。
ティッカーとは?
米国株には『ティッカーシンボル』と呼ばれるものがあります。
日本で言うと4桁の数字の銘柄コードと同じようなものです。
社名に由来する1~5文字のアルファベットで管理されています。
最初は馴染みがなくてわけがわからないかもしれませんが、米国株投資をしていくと自然と覚えていくと思います。
米国株はどこで購入できる?
米国株はSBI証券や楽天証券などのネット証券会社で購入することができます。
どちらの証券会社を使ってもいいと思いますが、手数料の安さにこだわるならSBI証券がおすすめです。
SBI証券がおすすめな理由は別ページにまとめていますのでよかったらご覧ください。
米国株の取引時間は?
米国株の取引時間は季節によって異なります。
- 夏時間
日本時間の夜10時30分から翌朝5時まで
- 冬時間
日本時間夜11時30分から翌朝6時まで
夏時間は3月の第2日曜日~11月の第1日曜日になります。
米国株の税金は?
米国株の税金についてですが、譲渡税に関しては日本の株と同じように20.315%かかります。
配当金に関しては、米国内でも税金が10%引かれるため合計で約28%かかります。
配当金の現地課税は、確定申告をすれば取り戻せますので、金額が大きい方は確定申告をした方がいいですね。
私はそんなに米国株投資の金額が大きくなかったので、現地課税分の還付手続きはやってことがありません。
米国株のセクター
米国株は下記のように11種類のセクターで分かれています。
セクターとは業種のことです。
- 生活必需品 Consumer Defensive
- ヘルスケア Health Care
- 公共事業 Utilities
- 情報技術 Information Technology
- 資本財 Industrials
- エネルギー Energy
- 通信サービス Communication Services
- 一般消費財 Consumer Discretionary
- 金融 Financials
- 素材 Materials
- 不動産 Real Estate
一般的に株式市場は、4つのサイクルを時計回りに循環していると言われています。
これを景気循環といいます。
また景気の局面によって買われるセクターが異なります。
景気別に強いセクターを分けると以下のようになります。
米国株で個別株やるなら色々なセクターからまんべんなく買うのが大切ですよ!
セクターはMorningstarやYahoo!financeで調べられます。
やり方は下記の画像を見てみてください。
米国株がおすすめな理由・メリット
米国株がおすすめな理由は下記になります。
米国株の過去は右肩上がり
引用:
マネックス証券
上記のグラフは、1993年末=100とした場合の、2017年7月末までの米国株(NYダウ)と日本株(日経平均)の株価推移になります。
米国株(NYダウ)が約6倍近く値上がりしているのに対して日本株(日経平均)はほぼ変化なしという状況です。
米国株(NYダウ)は暴落を経験しても時間とともに回復し、着実に上昇が継続しています。
過去がそうだったように、これから暴落が起こったとしても「米国株ならきっと回復して、今まで以上の株価上昇をしてくれるはず!」という信頼感を持って回復を待っていられます。
米国のGDPも右肩上がり
引用:世界経済のネタ帳より
上記のグラフはアメリカと日本と中国のGDPを比較したものです。
アメリカは赤の線ですが、アメリカはGDPも右肩上がりで上昇し続けています。
これからも成長しつづけるだろうと期待できそうです。
簡単にいうと国が1年間にどれだけ儲けたのか、どれだけ国が豊かなのかを数字で表わしたものです。
米国は世界的な大企業が多い
米国には世界的な大企業が多いですね。
アマゾン、グーグル、コカコーラ、マクドナルドなど世界のどこにでもある企業が米国には多いです。
これからも世界経済は発展していくでしょうから、グローバルに展開している企業が多い方が成長は期待できるでしょう。
米国の企業は大型で世界的に展開されていて、業績が安定した優良企業が多いので、日本株に投資するよりも安心して投資することができます。
米国は人口増加が予測されている
引用:ガベージニュースより
上記のグラフはアメリカの人口の推移予測ですが、人口が増え続ける予測になっています。
人口が増えるということは労働人口が増えるので、米国経済が成長する可能性が高いと予測できます。
アメリカは15〜64歳の労働人口も少しづつ増える予測になっていますし、より米国経済の成長を期待できます。
米国株は配当を積極的に出す
米国企業は株主還元を重視し、利益を積極的に配当に回すため、配当利回りの高い銘柄が多いところが魅力的です。
そして連続増配の年数が長い企業が多いという特徴もあります。
米国の企業は景気が後退しても滅多に減配しないので、配当金目当てで投資ししたのに減配されてガッカリ。。ということにはならないと思うので安心して投資ができますよ。
時価総額が大きい
引用:180.co.jpより
世界の企業の時価総額ランキングを見てもトップ10の中で7社はアメリカの企業です。
アメリカの企業の強さがわかります。
米国株は配当利回りが高い
米国株を購入すると年に4回配当金がもらえます。
日本株でも配当金はもらえますが、米国株の方が配当金利回りは高い傾向にあります。
これは米国企業は株主還元の意識が強いからです。
株主に利益をちゃんと還元してくれるとより信頼感がわき投資したくなりますよね。
しかし、配当金利回りは銘柄によって違います。
アマゾンなど成長中の企業は配当金だしてませんし、米国株全部が高配当というわけではないということは頭に入れておきましょう。
米国株は連続増配銘柄が多い
増配とは配当金を増やすことです。
連続増配を比べると、日本より米国の企業の方が増配年数は圧倒的に長いですね。
米国企業は連続増配を続けいている企業が多く20年以上に渡って増配を続けている企業は160社以上あるそうです。
米国企業が株主を大事にしている証拠です。
また、米国の企業は景気が後退しても滅多に減配しないので、配当金目当てで投資ししたのに減配されてガッカリ。。ということにはならないと思うので安心して投資ができます。
増配年数や利回りを調べるにはdividend.comというサイトが便利です。
dividend.comに訪れたら、調べたい銘柄を検索します。
「Dividend Data」にある「LTM Dividend / Yield」が配当利回りで「Consecutive Yrs of Div Increase」が増配年数になります。
米国は株価が伸びる仕組み
米国の株式市場は、下記のように株価指数を伸ばすような仕組みになっています。
- 上場する時には厳しい上場基準をクリアしないといけない
- 上場後も基準から外れれば上場廃止
上場を維持するために企業は必死に利益を出そうと努力するので、成長性の高い銘柄だけ集まり、株価指数は上がっていく仕組みになっています。
米国企業は成果を出さないと即交代
米国は投資家の目が厳しく、経営上の成果が出なければ即交代となります。
また成果が第一ですから、他社で成果を上げたプロの経営者を引き抜くこともします。
そのため、米国企業は経営者としての素質や能力のあるプロの経営者がトップに就く場合が多いです。
売上や利益率など投資家が満足する数字を出すことを意識していますので、利益の少ない部署などは切り捨てられます。
厳しい世界ですが、利益第一という考え方は投資家にとっては最適な投資先となるでしょう。
米国株は暴落から何度も立ち直ってきた
米国株は基本的には右肩上がりですが、下記のように今までに何度も暴落を経験しています。
- 1929年:ウォール街大暴落
- 1987年:ブラックマンデー
- 2001年:ITバブルの崩壊
- 2008年:リーマンショック
しかしどれも暴落前の株価まで回復し、それを超える株価を更新し続けています。
また度重なる暴落を経験したおかげで、アメリカ政府は株価を成長させるための金融政策を打てるようになってきています。
これからも暴落はあるかもしれませんが、そこまで大きな暴落はしない可能性も高いです。
米国株のデメリット
- 為替のリスクがある
- 配当金は二重課税
- 米国株の買い方が面倒くさい
それでは、ひとつひとつ解説していきます。
為替のリスクがある
米国株なので取引は米ドルで行います。
1ドル100円の時に購入したけど、売却の時は1ドル90円と下がっていたとしたら、為替の差で損をしますね。
為替の変動でも損失が出る場合があるのは海外の株ならではのデメリットです。
しかし株価の上昇や配当金により、そんなに為替のリスクは考えなくていいと言われていますので、そんなに心配する必要はないのかもしれません。
配当金は二重課税
米国株の配当金は米国で約10%引かれ、日本でも約20%の税金が引かれます。
売却益に関しては日本での約20%の税金が引かれるだけです。
日本株の配当金でしたら約20%の日本の税金だけですみますので、それとくらべると8%損をしてしまいますね。
しかし外国税控除制度というものがあり、確定申告をすると米国に払った税金10%が戻ってくる制度がありますので、利用すれば10%を取り戻せます。
いっぱい投資していて配当金の額が大きい人は確定申告した方がいいですよ。
米国株の買い方が面倒くさい
米国株の買い方は「SBI証券での米国株の買い方」というページで詳しく紹介していますが、割と面倒くさいです。
投資初心者でパソコンが苦手な方とかは躊躇してしまうかもしれません。
覚えてしまえば簡単なのですが、慣れるまでが面倒かもしれませんね。
米国株は個別株とインデックス投資どちらがいいのか?
まず個別株とインデックス投資の違いは以下になります。
- 個別株
個別の株(例:アマゾン、マイクロソフトなど1つの会社株)
- インデックス投資
S&P500、ダウ平均のような株価指数と同じ値動きを目指す投資方法
個別株とインデックス投資のメリットとデメリットをそれぞれまとめると以下になります。
- 伸びる企業に投資すれば大きなリターンが得られる
- 銘柄選びに知識が必要
- 株価の推移をチェック、リバランスなど手間がかかる
- 値動きも大きい(リスクが高い)
- 簡単に取り組みやすい
- 何百、何千という銘柄に一気に投資できる
- 大きなリターンは期待できない
まとめると初心者はインデックス投資がおすすめです。
インデックス投資は色々な商品のつめあわせですから、1つのインデックス商品に投資するだけで最初から複数の投資先に分散されますので、リスクを減らせます。
反対に手間をかけてでも、リターンを狙いたい!という方は個別株が良いかと思います
米国株の始め方
米国株の始め方の流れを簡単に書くと以下になります。
- 証券会社で口座開設する
- 住信SBIネット銀行で米ドルを買付け
- 住信SBIネット銀行にある米ドルをSBI証券へ振替
- SBI証券で米国株を購入
米国株の始め方については長くなるので、下記のページで詳しくまとめています。画像つきでかなり詳細に解説しているので、米国株の始め方を見てみたい方はご覧ください。
面倒くさそうに見えますが、慣れれば割と簡単にできますので安心してくださいね。
米国株におすすめの証券会社はSBI証券
そして、米国株の口座開設でおすすめの証券会社は
SBI証券
なぜかといいますと手数料が一番安いからです。
楽天証券やマネックス証券は、為替手数料は1ドルにつき25銭かかるのですが、SBI証券は住信SBIネット銀行を利用すると為替手数料が6銭ですみます。
たったの19銭の差かもしれませんが、1,000ドル分米国株を購入したとすると190円の差がでてきます!!
米国株は今後も株価が成長するに違いない!資産を増やしたいなら米国株投資をすべき!
米国株の魅力をまとめると以下になります。
- 米国株の過去は右肩上がり
- 米国は世界的な大企業が多い
- 米国のGDPも右肩上がり
- 米国は人口増加が予測されている
- 米国株は配当を積極的に出す
以上の理由から、米国株に投資しておけば、一時的に含み損になることはあっても、長期的に見れば米国株の株価は上がっていくことが予想できます。
米国株は配当金の利回りもいいですし、米国株投資は私が本心からかなりおすすめだなーと思っている投資方法です。
やってみると意外と難しくないので、ぜひ米国株投資にチャレンジしてみてくださいね。
米国株で配当金生活を実現させてみましょう♪