
こういった疑問に答えます。
つみたてNISAを始めたい!と思っても、具体的にどうやって始めればいいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか?
この記事ではつみたてNISAの始め方を詳しく解説していきます。きっと、つみたてNISAの始め方の流れがつかめるはず!
簡単にご紹介すると以下のような流れになります。
- 証券会社でつみたてNISA用の口座を開設する
- つみたてNISAで運用する投資信託を選ぶ
- つみたてNISAの積立設定をする
ぜひ、この記事参考にしてつみたてNISAの第一歩を踏み出してみてくださいね。
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つみたてNISAの始め方の流れ
つみたてNISAを始める手順を簡単にまとめると以下になります。
- つみたてNISAの口座開設する
- つみたてNISAで運用する投資信託を選ぶ
- つみたてNISAの積立設定をする
それでは1つ1つ詳しく解説したいと思います。
つみたてNISAの始め方1:証券会社でつみたてNISA用の口座を開設
つみたてNISAを活用して投資をはじめるには、証券会社や銀行に自分名義の「つみたてNISA専用の口座」を開設する必要があります。
もし通常の証券会社に口座をもっていない場合には、通常の証券会社の口座を開設してから「つみたてNISAの口座」の申請を行います。
また、「つみたてNISA」の口座と何もついていない普通の「NISA」の口座では口座が違うので、口座開設申込みの時には注意しましょう。
NISAは年間の限度額が決まっているので1人1口座しかつくれません。
他の証券会社でNISAの口座を作っていないかを税務署が照会する必要があるため、普通の証券会社の口座をつくるよりも時間がかかります。

つみたてNISAを始めるか迷っている方は先に口座だけ作っておくといいかもしれませんね。
つみたてNISAおすすめの証券会社3社を比較
ネット証券会社で有名なのは
SBI証券
、
楽天証券
、
マネックス証券
の3社です。
今回は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社のつみたてNISAの条件をを表にまとめました。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
つみたてNISAの 投資信託のかず |
150本 | 150本 | 131本 |
購入時手数料は? | 0円 | 0円 | 0円 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 |
積立設定 | 毎日 毎週(曜日指定) 毎月 |
毎日、毎月 | 毎月 |
ボーナス設定 | 毎日、毎週、毎月どれでも 自由にボーナス設定できる |
毎月のみボーナス設定できる | 毎月のみボーナス設定できる |
ギリギリ設定 | 可能 | なし | なし |
サイトの使いやすさ | 慣れたら使えるが、最初は少し使いにくいかも | 使いやすい | 使いにくい |
ポイント投資 | なし | あり | なし |
クレジットカード決済 | なし | あり ( 楽天カード |
なし |
一言コメント | つみたてNISAの 口座開設数No1! 信頼のおける 証券会社ですね。 |
カードで積立すると ポイントが1%つきます。 |
全ての銘柄で 申込手数料が 実質無料です。 |
比較表を見てみると、
SBI証券
と
楽天証券
のどちらかが良さそうに見えますね。
つみたてNISAでおすすめの証券会社は楽天証券です


SBI証券
と
楽天証券
を比べてみると、投資信託の取扱本数などもそんなに変わらないですし、SBI証券の方が積立設定も自由度高いし、口座開設数No1だし、SBI証券の方がよく見えそうです。
しかし、私は
楽天証券
をおすすめします!
それはなぜかといいますと
- つみたてNISAで積立する時に楽天カードでクレジット決済できる
-
楽天カード
で購入すると楽天ポイントが1%もらえる
- 楽天ポイントでつみたてNISAでも積立購入ができる
という点で楽天証券がおすすめです。
楽天証券がおすすめの理由1:つみたてNISAで楽天カードでクレジット決済できる
楽天証券では、つみたてNISAで積立する時に
楽天カード
でクレジット決済ができます。
当たり前ですがクレジット決済できるのは「
楽天カード
」のみなので、もし楽天カードをもっていない人はこの機会に作ってみてくださいね!
つみたてNISAでクレジットカードで積立できるというのは、他の証券会社ではやっていないことで、楽天証券だけですよ!
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楽天証券がおすすめの理由2:楽天カードで積立すると楽天ポイントが1%つく
そして、
楽天証券
では楽天カードを使ってつみたてNISAで積立したものにも楽天ポイントが1%つきます。

1%と聞くと大したことない気がしますが、バカにしてはいけません。
つみたてNISAでは毎月に積立できる金額は、33,333円なので毎月33,333円を積立したとすると、1年後には3,996円、10年後には39,960円もらえます。何もしなくても0円が10年後には4万円くらいになっているということはすごいと思いませんか?
詳しくは「【楽天証券】楽天カードで投資信託を積立すると【年間6,000円オトク】」の記事内で解説していますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
実際に、つみたてNISAで楽天ポイントを使って積立設定する方法は「【楽天証券のつみたてNISA】楽天カードを使って投資する方法」にまとめましたので、参考にしてみてください。
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楽天証券がおすすめの理由3:楽天ポイントで投資信託が購入できる
もうひとつ
楽天証券
にはメリットがあり、楽天ポイントを使って投資信託を購入することができるのです。
もちろん、投資信託を楽天カードで購入した時にもらえた楽天ポイントも投資にまわすことができます。
これをするだけで、複利の力で勝手に増えていきますよ。
つみたてNISAの毎月の上限の33,333円投資したとして考えてみますと以下のようになります。
合計ポイント数 | 年5%で運用したら | |
---|---|---|
1ヶ月後 | 333円 | 334円 |
1年後 | 3,996円 | 4,099円 |
5年後 | 19,980円 | 22,648円 |
10年後 | 39,960円 | 51,552円 |
20年後 | 79,920円 | 135,527円 |
20年後には、79,920円のポイントが135,527円になります!!これこそ複利の力です。お金がお金を産むということですね。
複利とは
複利とは・・・運用で得た利益を元本に加えて再投資をすることで、利益にも利子がつくこと
複利を利用すると、利益にも利子がつくため資産が増えるスピードが早くなります。運用期間が長ければ長くなるほど雪だるま式に資産が増えていくので複利の効果を感じることができます。
楽天ポイント投資については「【楽天ポイント投資のやり方】口コミ・評判、メリット、運用実績などまとめ」の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
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つみたてNISAの始め方2:投資信託を選ぶ
つみたてNISA用の口座開設が完了したら、次はつみたてNISAで運用する投資信託を選びます。
つみたてNISAで運用できるのは投資信託だけです。
その投資信託の中でも、つみたてNISAで選べるのはある一定の条件をクリアした投資信託だけです。
条件というのは下記のようになっています。
- 投資信託の購入に手数料がかからないもの
- 信託報酬は一定水準以下に限定されている
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 毎月分配でないこと
このように手数料など無駄なコストがあまりかからなくて、長期間運用できる投資信託のみ採用されています。

つみたてNISAにおすすめの投資信託
しかし、具体的に投資信託名で知りたいという方のために、つみたてNISAでおすすめの投資信託を3つご紹介します。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
全世界の株式に投資する。有名なETFのVTというものに投資している - eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
全世界に投資する。手数料が安い - 楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式に投資する。有名なETFのVTIというものに投資している
上記を選んだ理由は手数料が低い、全世界株式か米国株式だからです。
この3つは色々な人がおすすめしている商品なので信頼しても大丈夫だと思いますよ。
つみたてNISAの投資信託の選び方については「つみたてNISAのおすすめ銘柄・ファンド5選と商品の選び方5つのポイント」の記事でも詳しく解説していますので、よかったらご覧ください。
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つみたてNISAのおすすめ銘柄・ファンド5選と商品の選び方5つのポイント
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私のつみたてNISAの銘柄を公開
私がつみたてNISAで購入している銘柄は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
なぜこれにしたのかというと、手数料が安いのと、この銘柄1つで全世界にまるごと投資できるからです。
何も考えなくても、世界中に投資できるので何も考えなくていいという簡単さから、私は全世界へ投資できる銘柄にしました。

つみたてNISAの始め方3:積立設定をする
つみたてNISAの口座も開設できて、つみたてNISAで資産運用する投資信託も決めたら、後はつみたてNISAで積立設定するだけです。
つみたてNISAの積立設定方法は、証券会社によって違います。
SBI証券
のつみたてNISAの設定については「積立NISAの買い方【SBI証券】」の記事内でご紹介していますので参考にしてみてください。
楽天証券
の積立NISAの積立設定のやり方は「【楽天証券】つみたてNISAの買い方/積立設定方法」で詳しく解説していますので、よかったらご覧ください。
また
楽天証券
ではつみたてNISAでも楽天ポイントを使って投資信託を購入することができます。「【楽天証券】楽天ポイントを使ってつみたてNISAで積立する方法」で詳しく解説していますので、楽天ポイントを使って投資をしたい方は見てみてくださいね。

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積立頻度によりリターンの違いはある?
つみたてNISAでは、積立頻度が選べます。
証券会社によって違いますが、毎月・毎日・毎週・日付指定など色々な期間で積立頻度を設定することができます。


積立頻度が色々あるとどれにすればいいのか迷うかもしれません。
しかし積立頻度の差でリターンはあまり変わらないということがわかっています。

引用:日経新聞 マネー研究所投信調査隊より
日経新聞 マネー研究所投信調査隊によると、購入頻度でリターンは変わらないという検証結果がでています。

引用:日経新聞 マネー研究所投信調査隊より
上記は銘柄別に、購入頻度でリターンに差があったかどうか比較している表です。
あまり大差ないことがわかるかと思います。
このように購入頻度ではリターンに差がないので、自分が積み立てたいと思った頻度で積立設定すればいいですよ!
つみたてNISAって何?
「つみたてNISA」とはどんな制度なのかを詳しく解説していきます。
つみたてNISAの制度ができるまでの流れ
つみたてNISAの誕生の前に一般NISAがありましたが、その前にも制度がありました。
NISA制度の誕生はそこから始まります。
一般NISAが始まる前に、景気対策・株価対策のために資産運用での利益の税金が10%に軽減される証券優遇税制という制度がありました。
この証券優遇税制が2013年末で終了する時に、代わりの措置として一般NISAが誕生しました。
資産運用の推進に成功したイギリスのISA制度を参考に一般NISAの制度が作られました。

引用:NISA口座の利用状況等についてより
しかしふたを開けてみると「一般NISA」の利用者の7割は50代以上の方々でした。
1番利用してほしい20代、30代、40代の若い世代にあまり活用されていませんでした。
なぜ若い世代に広がらなかったのでしょうか?

引用:積立NISAについてより
上記の資産運用を行わない理由の調査を見てみると
- まとまった資金が必要など考えている
- どのように購入したらいいのわからない
- 取引を行う時間がない
という結果がでました。
「投資・資産運用」という言葉のイメージから、資産運用を始めるには多額の資金が必要と考える人が多いんですね。
20代、30代、40代の若い世代では、まだ仕事を始めたばかりでお金がなかったり、子育てにお金がかかり、まとまった資金がない人が多いので「資産運用の資金がないので自分には関係ないなー」と思い、資産運用を実践する方が少なかったのです。
しかし資産運用は、少額からでも投資できますし、積立をすれば購入する手間も省けるんですよね。
そういった知識を知らない人が多いので、手元にまとまったお金がなくても資産運用できるように、少額からコツコツと投資ができるつみたてNISAの制度が作られました。
「ドルコスト平均法」を利用して積立を基本とした制度にすることで、リスクを低くし資産運用の初心者でも安定的に資産を増やしていけるような制度にしたのです。
つみたてNISAの概要
利用できる方 | 日本在住の20歳以上の方 |
---|---|
非課税対象 | 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 (つみたてNISAと一般NISAはどちらか一方のみ利用可能) |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年40万円 (非課税投資枠は20年間で最大800万円) |
非課税期間 | 最長20年間 |
投資可能期間 | 2018年~2037年 |
投資対象商品 | 一定の条件をクリアした投資信託のみ |
つみたてNISAの非課税枠
つみたてNISAの非課税枠は毎年40万円です。
つみたてNISAは「定期的に継続して」積立することになっていますが、積立頻度は割と自由に決められます。
- 毎月
- 毎日(毎営業日)
- 毎週
- ボーナス設定
このように、積立頻度は結構自由になります。
しかし積立の頻度は証券会社によって設定できるものとできないものとあるので、希望の積立頻度がある場合は口座開設時に確認しておきましょう。
例えば
楽天証券
はつみたてNISAでは「毎月・毎営業日」しか選べません。
ボーナス設定も毎月積立にしていれば可能ですが、毎日積立にしている場合はボーナス設定はできません。
SBI証券
では、毎月・毎日・毎週どれでも選べますし、どの積立頻度にしていてもボーナス設定ができます。

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つみたてNISAの非課税期間
つみたてNISAの非課税期間は最長20年間です。
一般NISAの非課税期間は5年で、ロールオーバーしても最長10年です。
一般NISAと比べると非課税期間はとても長いので、積立効果を実感しやすいと思います。
また資産運用は長期で行うと元本割れが起こりにくいという結果がでています。
その点も含めて、つみたてNISAは20年間という長期での運用を推進していますので、まさに利用者のことを考えた制度と言えるでしょう。
積立NISAは手数料があまりかからない
積立NISAの手数料関係をまとめると以下になります。
- 口座開設費用はかからない
- 口座維持費もかからない
- 投資信託を購入する時の手数料はかからない
- 投資信託の信託報酬はかかる
- 売却時に信託財産留保額がかかる投資信託もある(かからないものもある)
積立NISAでは、口座開設費用・口座開設維持費などはまったくかかりません。
積立NISAでは投資信託を購入する時に購入手数料がかからない投資信託しか選べませんので、購入時も手数料はかかりません。
積立NISAでかかる費用としては運用中の信託報酬になります。
とはいえ、つみたてNISAで投資できるインデックスファンドなら信託報酬が国内は0.5%以下、海外なら0.75%以下の投資信託しか選ばれていません。
そのため信託報酬率が高い銘柄は、そもそも投資できませんので安心してください。
あとは、売却時に信託財産留保額がかかる銘柄でしたらこれもかかりますが、信託財産留保額がかからない銘柄も多いので、購入するときにこの点もチェックするといいと思いますよ。

信託報酬とは
投資信託を保有している間、投資信託の保有額に応じて日々支払う費用
いくら払うかは目論見書などに書かれています。
信託財産留保額とは
投資信託を解約する時に手数料とは別に徴収される費用です。販売会社に払うのではなく、投資信託に残す財産です。
売却する時に色々費用が発生します。その費用を売却する人にも負担してもらおうという制度。
つみたてNISAの投資信託の信託報酬の基準
つみたてNISAで採用されている投資信託の信託報酬の基準は以下のようになっています。
投資信託の種類 | 信託報酬 | |
---|---|---|
インデックス投資信託 | 国内 | 0.5%以下 |
海外 | 0.75%以下 | |
アクティブ投資信託 | 国内 | 1%以下 |
海外 | 1.5%以下 |
このように信託報酬が高くない銘柄のみ集められています。
つみたてNISAではコストの安い銘柄のみが集められているので「投資したけど手数料で損した!」となる心配がなく安心して投資ができますよ。
つみたてNISAのメリット
つみたてNISAのメリットは2点あります。
良い点
- 税金を払わなくてよい
- 確定申告をしなくていい
それでは、つみたてNISAのメリットを詳しく解説していきます。
税金を払わなくてよい
つみたてNISAは投資で儲けた利益に対して税金がかからないという点が最大のメリットですね。
株や投資信託などの答志で利益を得た場合、通常だと利益の20%ぐらいが所得税、住民税として徴収されます。
しかしNISAを利用していると、この税金として取られる20%が0%になり、利益がでても税金は一切かかりません。
投資する側にとっては税金で20%取られるか、取られないかの違いというのは大きいので、投資をする人は絶対利用した方がいいです!
確定申告をしなくていい
税金がかからないので、当然確定申告しなくてよくなります。
確定申告という面倒な手間が省けるので楽ですよね。
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つみたてNISAの主なデメリットを挙げるとすると下記の3点になります。
悪い点
- 元本保証ではない
- 損益計算できない
- 繰越控除できない
もっと詳しくつみたてNISAのデメリットについて知りたい方は「つみたてNISAの7つのデメリットと注意点をわかりやすく解説【始める前に確認必須】」にまとめていますので、よかったらご覧ください。
ここでは、上記の3点のつみたてNISAのデメリットについて詳しく解説していきます。
元本保証ではない
つみたてNISAは投資ですから、元本が保証されるわけではありません。
時期が悪いと元本割れする可能性もあります。
しかし、資産運用というのは長期間で投資をすると元本割れをする可能性は低くなる傾向にあります。
上記のグラフは保有期間5年の場合と20年の場合の収益率の分布のグラフです。
保有期間5年の中では元本割れの人がいますが保有期間20年の場合は元本割れをしている人はいませんね。
このように長期で資産運用すると、元本割れの可能性は低くなりますので「投資をして自分のお金が減ったらどうしよう!」という心配はあまりしなくても大丈夫です。
そのかわり、途中で資産がマイナスになったとしても逃げずにずっと保有しつづけ長期で運用することを心がけましょう!
長期投資については「長期投資を徹底解説【資産運用の初心者向け】」で詳しくまとめていますので、よかったらご覧ください。
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長期投資と複利について徹底解説【資産運用の初心者向け】
投資初心者長期投資をおすすめされるけど、長期投資のメリットやデメリットを知りたいな。 そんな方に向けて書いています。 長期投資とは、1度金融商品を購入したらずっと売らずに持っておくことです。 売買をし ...
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損益計算できない
NISA口座で損失がでても損益計算ができないという点です
損益計算とは
年間の取引ででた利益と損失を足して、残った利益だけを課税の対象にするという制度です。
A銘柄が30万の利益がでてB銘柄で20万の損失がでた場合、通常の口座でしたら30万ー20万=10万円分にだけ課税されます。
しかし課税口座で30万円の利益がでて、NISA口座で20万円の損失がでても差し引きはできないので、30万円にそのまま課税されてしまいます。
実質的な利益は同じなのに、損益通算のありなしによって納税額が違ってくるのです。
繰越控除できない
繰越控除とは?
その年の取引で損失の方が多かったときには、確定申告で損失分を3年間まで繰り越すことができる制度のこと
つみたてNISAでは繰越控除もできません。損失が多かった場合は不利になりますね。
つみたてNISAに向いている人
つみたてNISAのメリットとデメリットを考慮して、つみたてNISAに向いている人を考えてみました。
つみたてNISAに向いている人
- 投資額が少ない人
- 長期的に運用したい人
年間の上限が40万と少額なので投資額が少ない人に向いています。とはいえ、投資額が多い人はまずはつみたてNISAで投資して、余った分は普通の口座で投資しましょう。

また非課税の期間が20年間なので長期的に運用したい人にもおすすめですね。
積立NISAと一般NISAどちらがおすすめ?
積立NISAと一般NISAの違いをわかりやすく表にして比較してみました。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
年間拠出額 | 120万円 | 40万円 |
非課税期間 | 5年間 | 20年間 |
累計非課税投資上限額 | 600万円 | 800万円 |
投資可能商品 | 株式投資信託、国内・海外上場株式、国内・海外ETF、ETN(上場投資証券)、国内・海外REIT、新株予約権付社債(ワラント債)など | 対象の投資信託 |
投資方法 | 一括買付、積立 | 積立のみ |
ロールオーバー | できる | できない |
制限 | 特になし | 特になし |
税制上のメリット | 運用益が非課税 | 運用益が非課税 |
それでは積立NISAと一般NISAの違いを詳しく比較していきましょう。
積立NISAと一般NISAは1年間にできる投資金額が違う
積立NISAは1年間に投資できる金額が40万ですが、一般NISAの場合は年間120万円まで投資できます。
1年間に沢山投資したい!という方は一般NISAの方がよいですね。
積立NISAと一般NISAは非課税期間が違う
積立NISAは非課税期間が20年間あります。
しかし一般NISAの場合は5年と短めです。
しかし一般NISAの場合は非課税期間が終わるとロールオーバーすることができ、さらに5年間非課税で運用することができます。
そのため一般NISAではロールオーバーすれば10年間非課税で運用することができます。
ロールオーバーとは
非課税期間が終了した際には、NISA口座で保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移行(移管)することができます。
この移管のことを「ロールオーバー」と呼んでいます。
ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が120万円を超過している場合も、そのすべてを翌年の非課税投資枠に移すことができます。
積立NISAと一般NISAは非課税枠が違う
積立NISAの非課税枠は年40万円×20年間で800万円です。
一般NISAは年120万×5年間なので600万円になります。
総投資額ですと積立NISAの方が投資できますね。
積立NISAと一般NISAは投資可能商品が違う
積立NISAで投資できる商品は、一定の基準に合格した投資信託・ETFのみです。
一方で一般NISAで投資できる商品は株式投資信託、国内・海外上場株式、国内・海外ETF、ETN(上場投資証券)、国内・海外REIT、新株予約権付社債(ワラント債)です。
投資できる商品で考えると一般NISAの方が充実していますね。
「これに投資したい!」という希望がある方は一般NISAの方が向いていると言えるでしょう。
積立NISAと一般NISAは投資の仕方が違う
積立NISAは「つみたて」とついているくらいなので、積立しながら投資をしていかなくてはいけません。
積立NISAでは頻度と金額を決めて積立設定をします。
しかし一般NISAでは一括で購入もできますし、積立しながら投資することも可能です。
頻度を決めないで積立以外で金融商品を購入したい人には一般NISAの方がおすすめですね。
積立NISAはロールオーバーできないが一般NISAはロールオーバー可能
一般NISAでは非課税期間の5年間が過ぎたあと、ロールオーバーをすればさらに5年間非課税期間を延ばすことができます。
しかし、積立NISAにはロールオーバーがないでので、非課税期間は20年間のままです。
積立NISAと一般NISAの共通点
積立NISAと一般NISAの手数料は同じ
積立NISAも一般NISAも口座開設費や口座開設維持費などはかかりません。
ただ投資する商品によって、売買手数料は変わってきますので、売買手数料は詳しく確認した方がいいと思います。
積立NISAと一般NISAも資金の引き出しは自由にできる
積立NISAも一般NISAも途中で資金が必要になり、引出したくなったら売却して自由に引き出すことができます。
引出しが自由にできるのはイザという時に頼りになりますよね。

積立NISAと一般NISAの使い分け・どちらを選ぶ?

と悩む方も多いと思います。
私の考えだと
- 基本は積立NISA
- 投資信託以外に投資したい人、または年間40万以上投資したい人は一般NISA
というのがおすすめです。
積立NISAは投資できる金融商品が限られてますので、投資信託以外に投資したければ必然的に一般NISAとなると思います。
投資初心者や投資する商品にこだわりがなければ「積立NISA」がいいと思います。
「長期で積立」という積立NISAの方針に従って資産運用すれば損する可能性は低いと思うからです。
その理由に関しては「投資初心者のための資産を増やす投資の3原則|守りの資産運用」の記事を参考にしてみてください。
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つみたてNISAとイデコどちらがおすすめ?
つみたてNISAを調べていると、同じような非課税制度として「イデコ」という制度を知る方も多いと思います。
イデコは簡単にいうと「自分で作る年金制度」だと思ってください。
自分で若い頃から投資信託を積立して、60歳を過ぎるとその資金と運用益を引き出すことができます。
もっと詳しく知りたい方は「節税にもなるイデコとは?iDeCoの始め方・やり方をわかりやすく解説【個人型確定拠出年金】」の記事をご覧ください。
つみたてNISAもイデコも同じように運用益が非課税になるので「どちらを選ぶのがいいのかな?」を迷うかもしれませんが、投資初心者でしたらまずは「つみたてNISAがおすすめ」です。
なぜならイデコは「60歳まで引き出せないというデメリットがあるから」です。
人生何があるかわかりませんので、資金が途中で引き出せないというのはかなり大きなデメリットになります。
そのため「まずはつみたてNISAを使って投資する」方が安心できると思いますよ。
つみたてNISAとイデコについての比較は「積立NISAとiDeCoの違いを徹底比較【1分でわかる】」の記事で詳しくまとめていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
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つみたてNISA(積立NISA)の始め方【超初心者向け】のまとめ
つみたてNISAを始めることは少し手間もかかりますし、自分でやることが増えますので、少し面倒かもしれません。面倒な人は
ウェルスナビ
や
THEO+docomo
などの、入金するだけで自動で資産運用できるロボアドバイザーがおすすめです。
とはいえ、つみたてNISAは手数料も安いですし、利益に対しての税金もゼロとなり、いいことづくしなので少しでもオトクに資産運用したい人は、ぜひつみたてNISAを始めてみましょう。
そして、つみたてNISAを始めるなら圧倒的に
楽天証券
がおすすめです。
楽天証券だと
楽天カード
でつみたてNISAを積立すると1%の楽天ポイントがもらえるため、本当におトクです。
投資するだけで利益が1%上乗せされることと同じようなものなので、これからつみたてNISAを始めるなら楽天証券がおすすめですよ。
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